教会行事で、キャンプを行なうことの効用

 「教会行事でキャンプ」という時、いくつかのケースが考えられる。
@超教派や教派、教団の団体が計画したキャンプを教会行事の中に取り入れて積極的に参加する。
A教派、教団が教区毎に協力して計画するキャンプ、修養会を教会行事の一環ととらえ積極的に参加する。
B各個教会が独自にキャンプ、修養会を計画し、教会行事の一つとして行なう。

 ここではBのケースを考えることにする。と言っても、キャンプの形態は異なっても、その目的や方法は各教会によって自ずと違ってくるため、「効用」もまた違ってくると言えよう。
<教会とキャンプ>
 よく言われるように「クリスチャンキャンプは教会の腕」、即ち、キャンプはそれ自体が目的ではなく、教会を建て上げるために主が用いてこられた有力な伝道の働きである。
 キャンプ団体が一人歩きしたり、教会がキャンプの働きを正しく理解しないとき、しばしば「教会とキャンプ」の問題が取りざたされてきた。しかし教会が独自にキャンプを行なう場合、これはあまり問題にならない。むしろ伝道集会や交わり会のように、教会の色々な働きの一つとしてこれをとられ、教会を建て上げていくための一つの方法であることを理解し易くしてくれる。
 キャンプを行なうに当たって、より積極的に主の教会の目的は何かを共に考え、学び合うことが必要と思われる。なぜなら教会キャンプもまた、その目的にそって行なわなければならないからである。
<キャンプ伝道の特色>
 色々な教会行事の中で、やはりキャンプ伝道は他のすべてと違う独特な要素をもっている。
1)場所を移動した教会
 教会行事が主として会堂を舞台にして行なわれるとすれば、キャンプは通常別の舞台で行なわれる活動である。つまり「まるごと引っ越した教会」の働きと言える。そこで展開する賛美やみことばの宣教、人間関係は、参加者にとって新しい意味をもつものである。
2)野外でのみことばの学びによって、イエス様の教えや生き方をより深く考えることができる。ジョージ・フォックス大学のフォーヴァー教授は創世記1章から2章、詩篇8篇、19篇、136篇、ローマ1章、ヨハネ1章、コロサイ1章などをあげて野外環境の中で次の4点を効果的に学べることを指摘している。
ア)神の創造の力と知恵を観察し味わう
イ)真の礼拝と静かな瞑想のときを体験する
ウ)自然の環境を正しく管理する
エ)イエス様御思いや感情にひたりつつ、その御教えを理解する
 毎日、毎週家や教会で聞いているみことばが舞台が違っているゆえに、新しい意味をもって一人一人に迫ってくるのである。
3)主を中心とした真の交わりのためにキャンプが用いられる。
 CSや主日礼拝で毎回、顔をあわせている者同士であっても、案外表面的な付き合いで終わっている場合が多い。特に日本人は言葉と本音の使い分けや、おいそれと心の中を開けようとしない姿勢は、教会の中でも決して例外ではない。しかし、キャンプにおいて共に食し、共に枕を並べつつ祈り、学び、賛美する時、真のコイノニアがどういうものかを学びやすくする。主ご自身を中心とした交わりは「まるごと引っ越した教会」の中で、より容易に明白にされるのである。
4)キャンプは信仰の決断をする最良の舞台と言える。
 普段の教会生活の中で新しい決断や信仰告白がしにくいことがよくある。が、キャンプは求道者にとっても信仰にとっても一つの区切りをつけて一大決心をしやすい所といえよう。よくクリスチャンホームの子弟がキャンプで決心した証しを聞くことがあるが、このことを実証しているといえよう(キャンプ団体の主催するキャンプなどではより顕著にみられる)。キャンプや修養会は、信仰がマンネリ化しやすく、疲れて霊的な休息を必要とする現代社会に生きる者に対して仰せられた主の命令(マルコ6:31)に従う教会の極めて重要な服従する場ではないだろうか。

    (1993年5月 JCCA・Camp Gaide Bookに掲載されたものです。)
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